作業日:2016年10月
気温も低くなり、秋らしくなってきた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて先日、クレーンの走行を動かすとクレーン全体が上下し、異音が発生するとの事でお客様からご連絡があり急遽お伺いしました。
走行車輪がウレタン製のクレーンです。
異音の原因は、まずウレタン車輪の経年劣化により、車輪が写真の様に変形し平らな面が出来ました。
平面が出来たことにより正円ではないので、走行時の回転で平面の角が接地面に来た時に、角が乗り上げてクレーン全体が上下しました。
そして、サドルのガイドローラー(走行時にランウェイにそってクレーンが脱線しないようにガイドする物)が、ランウェイから外れたり戻ったりする時に鋼材に当たり、異音が発生しました。
今回は、車輪交換により対処し復旧しました。
今回も定期点検を行っていれば、防げた事例でした。