作業日:2019年5月
クレーン講座第2回目は、クレーンの運転に必要な資格について取り上げます。
クレーンを運転する際には、法定資格が必要です。
運転資格がない、特別教育を受けていない人は、運転操作はできません。(0.5t未満のクレーンは除外)
クレーンの種類とつりあげ荷重の大きさによって、運転操作には、以下の運転資格を満たす必要があります。
操作方式 | 運転室/無線 | 床上運転式 | 床上操作式 | |||
資格 吊り上げ荷重 | 5t 以上 | 5t 未満 | 5t 以上 | 5t 未満 | 5t 以上 | 5t 未満 |
クレーン運転士免許 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
床上運転式限定クレーン運転士 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
床上操作式クレーン運転者技能講習修了者 | × | 〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
特別教育を受けた者 | × | 〇 | × | 〇 | × | 〇 |
よって、0.5t以上のクレーンを設置の際は、クレーンの条件に合わせた、運転資格をお持ちの方が操作をしなければなりません。
特に、5t以上のクレーンを設置の際は、操作方法によって必要資格が異なりますので確認をお願いします。
次回のクレーン講座では、クレーンの操作方式について取り上げます。