作業日:2016年11月
ハロウィンも終わり、世間では早くもクリスマスの気配が近づいてきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて写真は、交換したホイストの横行車輪です。ここまで酷く摩耗しているのは初めて見ました。
車輪の踏面は極限まで減り、潰れた踏面がバリとして外にはみ出し、さらには穴まで開き、ベアリングの外輪部を踏面代わりにして、回転していました。
ベアリングは、内輪部より外輪部のほうが強度が高く、今回は外輪部に力がかかっていたので、ベアリングが運良く破損せずにいた様です。
メーカーの基準では、原寸の踏み面の最大直径から5%の摩耗が使用限界値ですので、今回は写真を見てもお分かりのように、それを遥かに超える摩耗状態でした。
今回は運よく落下せずに済みましたが、横行車輪の脱輪やベアリングの部品落下につながりますので、決してこのような状態になるまで使用しないでください。