作業日:2015年7月
連日の猛暑、皆様体調を崩されてはいないでしょうか。熱中症対策をしっかりして猛暑を乗り切りましょう。
今日は、チェーンブロックのチェーンの点検を行っていないと、最悪どうなるかについて書きたいと思います。
写真のチェンブロックは、普段私たちが点検の行っていないチェーンブロックで、お客様から修理依頼をいただいたものです。
巻上のチェーンが非常に摩耗しています。(写真1枚目)
この状態では、チェーン同士が摩耗部分に食い込み、うまくスプロケット(チェーンを巻取る滑車)に収まりません。
収まらなかったチェーンは、スプロケットとチェーンガイドの隙間に挟まってしまいます。
挟まった状態でもチェーンは、モーターの力によって通過しようとします。
その結果、チェーンガイドに無理な力がかかり、スプロケットのガイド(写真2枚目灰色の部分)および本体フレーム(写真3枚目)を破損してしまった事例です。
この様な破損事例は、定期点検でチェーンの摩耗具合の確認(摩耗具合でチェーンの交換)、チェーンに給油をして摩耗を抑えることで、防ぐことができます。