作業日:2016年10月
長雨も終わり、ようやく秋晴れの空が見渡せるようになった今日この頃、気温の変化も激しく、皆様体調を崩されてはいないでしょうか。
先日、配電盤内の点検をしていたところ、巻上ブレーキ用の抵抗(巻上ブレーキ部の電磁石の残留磁気を取り、ブレーキの速応性を高めて荷が滑らないようにするための部品)が写真のように、緑の被覆が劣化していました。
入線部のハンダが溶けていることから、過度のインチング操作による発熱が原因ではないかと思われます。今回は、ブレーキ抵抗器の部品交換で処置しました。
巻上起動時は、始動電流によって電流値が高くなるので、インチング操作によって始動を繰り返し行うと異常発熱してモーターやブレーキの部品に負荷がかかります。
できるだけ過度なインチングは控えるようにしましょう。