作業日:2017年4月
若葉の緑が美しい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、写真(1枚目)はキトー製サドルの走行ギヤードモーターです。
先日、年次点検のみさせていただいているお客様先で、走行ブレーキから異音がするとご連絡がありました。
そこで、ギヤードモーターのブレーキ部を分解点検したところ、大量のブレーキライニングの粉が中から出てきました。
写真(3枚目、4枚目)の様に、ブレーキディスクのライニングがかなり削れており、相手のブレーキアーマチュアも摩耗していました。
制動時に削れたライニングの粉が溜まり、長年溜まった粉が原因でブレーキディスクとブレーキアーマチュアの間にブレーキが解放しても隙間ができずに、お互いが密着したままの状態で走行を繰り返したため、より摩耗してしまった様です。
このタイプのギヤードモーターのブレーキ部は密閉構造のため、ライニングの粉が中に溜まりますので定期的に分解清掃を行う必要があります。