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クレーン横行用電源トロリーダクトに穴が・・・

作業日:2020年8月

長い梅雨が明けた途端に、強烈な猛暑が続く日々、皆様、熱中症にご注意下さい。

 

さて写真は、クレーンの横行電源用トロリーダクトです。横行を走らせると電源ブレーカーが落ちてしまう症状という事で調査しました。

 

写真1枚目の吹き出しに注意してご覧いただきたいのですが、トロリーダクト同士を連結するジョイント部に何やら穴が開いています。

そこでジョイント部を分解してみたところ、写真2枚目の赤丸内をご覧いただくと分かるのですが、ダクト内部の導体部が破断しています。

導体が摩耗やクレーンの振動、内部に溜まった塵などにより劣化した結果、導体が破断。その破断場所を集電子が通過しようとした際にアークが発生、そのアーク熱によりジョイント部に穴が開いてしまったと推測されます。

 

今回は、横行トロリーダクトの張り替えという形で処置にて復旧いたしました。その際に、現状のダクト形式のトロリーでは、構造上、内部の不具合が把握しにくい構造なので、不具合の把握や修理に対応しやすい、ハイトロリール(写真3枚目)にて更新しました。