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クレーン講座 第14回 年次点検

作業日:2020年7月

クレーン講座第14回は、定期自主検査における点検に年次点検ついてご説明いたします。

労働安全衛生法の第四十五条で事業者は定期に自主検査(年次点検、月例点検、日常点検)を行うよう定められています。 年次点検は1年ごとに1回定期に行う点検です。点検記録をを3年間保管することが義務付けられております。 点検の義務を果たさないと法的に罰せられます。

年次点検では、月例点検の項目に加えて、巻上ブレーキの分解点検(写真1枚目)、絶縁抵抗の測定(電源側、モーター側)(写真2枚目)、荷重試験(定格荷重に相当する荷重)(写真3枚目)などを実施します。

特に重要なのが、巻上ブレーキの分解点検です。月例点検よりもより詳細な部分を分解点検することで、発見できる不具合も多数あります。

次回講座では、年次点検時に発見した巻上ブレーキの不具合についてご紹介します。