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巻上モーター焼損

作業日:2020年6月

写真は、ホイストクレーンの巻上モーターです。

お客様から、巻上モーターから煙が出たとのご連絡があり、現場で確認したところ、

写真のように、モーターのステーター内部が焼損している状態でした。(写真2枚目) (正常な状態のステーターは、写真4枚目)

 

今回のモーター焼損の原因として、ローターに付属のベアリングの回転不良が考えられます。(写真3枚目)

ベアリングの不良により、ローターの円滑な回転が阻害されることにより、ステーターに過電流が流れ、その熱で巻線のニスが解けて、結果ステーターが焼損したと思われます。

 

ベアリングの回転不良による今回の様な事例は、度々ございますので、巻上モーターから異音がした際は、一度モーター内部の点検を推奨します。

その際に、ベアリングの不具合が発見された場合は、早急のお取替えを実施する必要があります。